2016シラバス:表現教育内容基礎研究(df)(大学院)

科目名:表現教育内容基礎研究(df)
担当教員:高尾隆
対象学年:1年
クラス:01
講義室:芸展示2
開講学期:春学期
曜日・時限:時間外
単位区分:選択
授業形態:一般講義
単位数:2
受講対象:総合教育開発専攻表現教育コース総合教開専攻開設科目
備考:

ねらいと目標:
この授業の目的は、インプロ(即興演劇)を実際に体験しながら、さらに専門的に学んでいくことです。インプロとは、脚本も設定も何もないところから物語を創造していく演劇です。インプロは俳優、表現者が学んでいるだけでなく、チームワーク、コミュニケーション、創造力を高めるために学校教育や企業研修にも取り入れられています。この授業では、受け容れること、落ち着くこと、肯定的に考えること、自信を持つこと、失敗を恐れないこと、見られる恐怖を減らすことなどを学んでいきます。

内容:
この授業では、キース・ジョンストンによってつくられたインプロの方法論をもとに、さまざまなゲーム・アクティビティをおこなっていきます。この授業は実験室のようなものです。多くの試みをし、多くの失敗をしながら、学んでいける場にしたいと思っています。最終日にはショーケース(小公演)もやりたいと思っています。この授業には、演劇の経験はまったく必要ありません。受講生には、積極的な参加とかかわりをお願いします。

テキスト:
特にありません。

参考文献:
高尾隆,中原淳『インプロする組織―予定調和を超え、日常をゆさぶる』三省堂,2012年
キース・ジョンストン(三輪えり花(訳))『インプロ―自由な行動表現』而立書房,2012年
Johnstone, K. Impro for Storytellers. Routledge, 1999.
パトリシア・ライアン・マドソン(野津智子(訳))『スタンフォード・インプロバイザー―一歩を踏み出すための実践スキル』東洋経済新報社,2011年
高尾隆『インプロ教育:即興演劇は創造性を育てるか?』フィルムアート社,2006年
その他の参考文献は授業中にお知らせします。

成績評価方法:
・出席(25%)早退、遅刻は出席点が半分になります。
・レポート(75%)4日間毎日、小レポートを提出してもらいます。

授業スケジュール(展開計画):
1 8/6(土)2限 ワークショップ(1)
2 8/6(土)3限 ワークショップ(2)
3 8/6(土)4限 ワークショップ(3)
4 8/6(土)5限 ワークショップ(4)
5 8/7(日)2限 ワークショップ(5)
6 8/7(日)3限 ワークショップ(6)
7 8/7(日)4限 ワークショップ(7)
8 8/7(日)5限 ワークショップ(8)
9 8/8(月)2限 ワークショップ(9)
10 8/8(月)3限 ワークショップ(10)
11 8/8(月)4限 ワークショップ(11)
12 8/8(月)5限 ワークショップ(12)
13 8/9(火)5限 ワークショップ(13)
14 8/9(火)6限 ショーケース(発表会)
15 8/9(火)7限 ふりかえり

授業のキーワード:
インプロ,ワークショップ,ファシリテーション,アクティブ・ラーニング,チームアプローチ,グループ学習,発表会,ディスカッション

受講補足(履修制限等):

その他:
・授業は芸術館2階の展示室2でおこないます。
・期間は8/6(土)~9(火)です。
・授業中、走ったり、床に座ったりすることもあります。多少汚れても困らない、動きやすい格好で来てください。
・質問、相談がある方は、かならず事前に高尾までご連絡ください。(高尾研究室(芸術館2階)の扉に連絡先が書いてあります。)